2017/11

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「つまさきに36.2℃が触れ上昇してく赤い水銀」
〜そんな素敵な57577に触れた私の水銀の上昇具合を報告します〜

赤い水銀カルテ 第2回 第一章 雨の降る時間 より


さて、いよいよ本編です。

今回はとっても大切なオープニングセクションから。



  キスをするためだけに会うもう今はテレビに雨が降る時間です


赤い水銀一番最初の一首です。いつもユメギワさんのうたには、時間の流れる感じと空気感が手に触れるように感じられて、心にしみこむ感じがします。

”ああ、そうなんだ”とかでさらっと終わってしまわない。

ずっとこのうたを見つめて、その世界に浸っていたくなる。なぜなのでしょうか?

とても好きな絵ってずっと眺めていられる。好きな曲は何回でも聴いてしまう。

とても好きなうたって、そのことをずっと考えてしまうものなんだなって教えてもらった気がします。


20首が収まっている”雨の降る時間”ですが、こんなのもあります。



  歯磨きをしながら昨日を思い出すあたしの顔をあたしは嫌う

  どんどんと好きになってく彼のことそしてあたしを嫌いになってく


このカテゴリーは、どうやら”痛い恋”のような気がします。若い恋のイメージ。

もちろんうたなので、現実の出来事と創作部分が微妙に入り交じって出来上がるものだと解ってはいるのですが、

読み進めていくと”成長”や”別れ”などの章も出てきておもわずドキドキさせられてしまいますね。


次にこの20首の中でも特にかわいいの



  ひざまくらせがむあなたを睨みつけスカートのひだ直して待って


これ、私的にはもうたまりません!(笑)ある意味一番好きです。

かわいすぎ〜!!(私の水銀振り切ってます、やばいかも〜・笑)

それにこのひざまくらネタ、14章くらいで、上の句がまったく同じものがあって、その成長ぶり(?)のようなものも楽しめるので、とても好きです。

まあ、そのあたりは14章でまたたっぷりと。


最後に、とてもユメギワさんらしいなと感じたうたを2首



  会いたいと言ってくるまで会わないと決めたのにもう破ってしまった

  「終」って文字を何度も繰り返す読み切り漫画みたいなデート


リズムや着眼点がまさにユメギワさんですね、と感じます。(勝手に・笑)

この辺のニュアンスが好きな人って、まさしく”赤い水銀”中毒患者候補なんだろうな〜と。


このカルテ、あくまでも私の着眼点のみで進めているため、かなり偏ってしまったり、的確な評価が出来ていなかったり、

とても素晴らしいうたをピックアップ出来ていなかったりという事はかなりの確立で発生してしまいそうなので、お気づきの方はそっと教えてあげて下さい。
(いや、そっとでなくても良いのですが・笑)

私自身とても怖いことやってるな〜と今更ながら思ってはいるのですが、そんな中でも出来るだけ真っ直ぐに続けていきたいと思います。

赤い水銀中毒の方、短歌に触れるのは初めての方、様々な方々の御意見、叱咤激励をお寄せ頂ければとても嬉しいです。

次回は第2章”感動詞として”から御紹介したいと思います。にゃー。


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